2025JAAA AWARD
2025年 CREATOR OF THE YEAR賞 受賞者決定!
【お詫び】
本サイトにアクセスいただいた中、申し訳ございません。 今回の大賞は、「施策主体の都合により辞退」となります。
JAAA若手大賞にご興味をお持ちいただき、ありがとうございます。
この度は、皆様から多数推薦いただいたコミュニケーション施策の中から
広告業界の若手社員たちが受賞作品を選出した結果、
第13回大賞は「施策主体の都合」により辞退され、掲載できない運びとなりました。
発表を楽しみにお待ちいただいていた皆様、大変申し訳ございません。
若手大賞は、若手ならではのピュアな心とフラットな目線で、
「これからの広告業界の兆しになる」業界内外の新しいコミュニケーション事例を発掘し、
業界に紹介しあうことを目的にしています。
受賞作品が「掲載不可」となってしまう可能性についても議論しましたが
掲載許諾や権利関係などの大人の事情を鑑みず、若手ならではの感性、審美眼で選び抜く。
それこそがこの賞の正解だと考え、
私たち審査員は胸を張って、この結果を受け入れています。
広告業界の若手がそれぞれ信念を持って選び抜いた施策を、どうぞご覧ください。
日本広告業協会(JAAA) 第13回若手大賞実行ワーキンググループ一同
JAAA若手大賞とは?
当協会のイノベーション委員会によって推薦された、会員各社の若手22名の「実行ワーキンググループ」によって運営され、
第13回も募集から審査まですべて“若手”の力で取り組まれた広告賞。
日々激変している広告業界の活性化のため、若手が若手ならではのピュアな心とフラットな目線で、
「これからの広告業界の兆しになる」業界内外の新しいコミュニケーション事例を発掘し、業界に紹介しあうことを目的としています。
大賞
施策主体の都合により辞退
優秀賞
ファイナリスト
委員長挨拶
第13回JAAA若手大賞の審査を終え、若き感性が切り拓く広告業界の新たな兆しに強い手応えを感じております。 応募作は手法の目新しさに留まらず、クライアントと社会双方の課題解決を両立するものが目立ちました。 大賞辞退は惜しまれますが、WGメンバーによる利害に縛られないフラットで挑戦的な姿勢と、熱い議論には深く感銘を受けました。 受賞者の皆様へ祝意を表するとともに、事務局の多大なる尽力に心より感謝申し上げます。
イノベーション委員会 委員長 水津龍治(大広)
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優秀賞
絶対にバズるSNS「Y」
施策主体
「俺ではない炎上」製作委員会
推薦者(敬称略・順不同)
道下 凜音・広瀬 明日香(ジェイアール東日本企画) 内山 智義(ハッピーアワーズ博報堂)
施策概要
映画「俺ではない炎上」のプロモーションとして制作された、生成AI活用の体験型コンテンツ『絶対にバズるSNS「Y」』。ユーザーが投稿した画像を、悪意ある“粗探し”を学習したAIが独自の視点で曲解・誇張し、理不尽な炎上シナリオを自動生成。映画のテーマであるSNSの恐怖を自分事として疑似体験できる施策であった。
審査員講評
生成AIを活用したプロモーションが普及しつつある中、SNSにおける理不尽な粗探しの思考プロセスに対する徹底的な学習から、インタラクティブな炎上シナリオの生成に至るまでの施策設計は、AI活用の新たな挑戦であったと感じる。また、思わず参加したくなるようなネーミングも含めた本施策の二次拡散性も、作品の認知に大きく貢献したと考えられる。
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優秀賞
音でみるレシピ 「SOUNDFUL RECIPE」
施策主体
味の素株式会社
推薦者(敬称略・順不同)
中野 葵葉(ADKクリエイティブ・ワン)
施策概要
「音でみるレシピ SOUNDFUL RECIPE」は、味の素が視覚障害者と共同開発した“音で調理を学べる”レシピサイト。これまで色や見た目に頼っていた料理のコツを音で伝えることで、見えない人も見える人も、同じように料理を楽しめるようにした。
審査員講評
視覚に依存してきたレシピの前提を問い直し、「音」で料理を楽しむコツを共有できる形にした点が優れている。見えない人だけでなく見える人にも新たな発見をもたらし、当事者だけの課題として扱われがちなテーマを誰にとっても価値あるものへとひらく。この自然な気づきと関心を生むアプローチこそが、社会を変えていく力につながると期待させる施策。
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優秀賞
超酷な姿勢展
施策主体
エスエス製薬株式会社
推薦者(敬称略・順不同)
廣田 岳茂(ジェイアール東日本企画)
施策概要
駅構内でパフォーマーが静止した彫像のように、肩こり痛などの原因となる「長時間の同一姿勢」を再現した企画です。 パフォーマーの登場しない時間帯は通常のOOHとして展開します。また、パフォーマーの脇に「魔法のコイン入れ」を設置し、専用コインを入れると固まっていた姿勢が動き出す演出も用意されました。
審査員講評
審査会では、リアルな人間を広告企画の一部として表現に取り入れた点について、今までに無い画期的な取り組みだと評価されました。 SNSでも拡散され、メディアにも取り上げられるなど、施策の拡散性においても大きな成功を得ました。商品の持つベネフィットを自然と理解させられるような「好かれる広告」です。
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優秀賞
#おねがいテプラ
施策主体
株式会社キングジム
推薦者(敬称略・順不同)
遠藤 美海(東急エージェンシー)
施策概要
「#おねがいテプラ」は、オフィスや保育園、建設現場など、様々な職場での困りごとをラベルライター「テプラ」で解決する様子を描いた施策。テプラが単なる事務用品ではなく、職場内でのコミュニケーションツールや業務改善の鍵であることを実例で示し、製品の新たな価値と幅広い活用シーンを提案しています。
審査員講評
多様な現場での活用事例を見せることで、固定観念にとらわれないテプラの可能性を提示した点が秀逸です。従来の事務用途を超えた若年層へのリーチにも成功しており、共感を生むストーリー仕立てで、製品への親しみと「自分も使いたい」という動機付けを効果的に引き出している点が非常に高く評価されました。
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優秀賞
もしもし、ブルータス。with Google Gemini
施策主体
Google合同会社 株式会社マガジンハウス Firstthing
推薦者(敬称略・順不同)
石川 柚葉(ジェイアール東日本企画) 唐澤 和(電通)
施策概要
雑誌『BRUTUS』がGoogleのAI、Geminiと共に開発した「もしもし、ブルータス。 with Google Gemini」。 マガジンハウスが創業80周年記念イベントで開催した「マガジンハウス博 “銀座から世界へ”」内に設置され、過去45年分の『BRUTUS』を学習したAIと、電話ボックスを通して音声対話ができる実験的プロジェクトとなった。
審査員講評
生成AIを使用した広告が増えてきている中で、電話ボックスというレトロな装置との掛け合わせにより、ユニークな体験が生み出されている本施策はひときわ目立っていた。 AIを活用して「BRUTUS」に人格を付与し、雑誌を「読むもの」から「対話するもの」へと展開させた点が新しいコミュニケーション手法として評価された。
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ファイナリスト
特茶「あの○○○が、特茶ボトルに入りました」
施策主体
サントリー食品インターナショナル株式会社
推薦者(敬称略・順不同)
横尾 里奈(ジェイアール東日本企画) 阿部 栞土(読売広告社)
施策概要
サントリー「特茶」のボトルに「体脂肪低減効果を示すグラフ」が追加されたことを伝える交通広告。都営線の電車ドアに貼られた「あの○○○が…」というステッカーが、駅停車時にホーム上の看板とぴったり重なることで「グラフ」という文字が完成する仕掛け。停車時の一瞬にだけメッセージが完成する驚きで、新機能を印象づけている。
審査員講評
停車位置や角度など、緻密な計算と実測を要する「アナログな精度」を追求した遊び心が秀逸です。一見ミスにも見える不完全な広告が、場所と時間が一致した瞬間に「解ける」快感は、スマホに夢中な乗客の視線を奪う強いフックとなります。退屈になりがちな機能説明を、体験型エンタメへと昇華させた、SNS時代の見事なOOH事例です。
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ファイナリスト
星野源アルバム「Gen」発売プロモーション
施策主体
株式会社バーグハンバーグバーグ ビクターエンタテインメント株式会社
推薦者(敬称略・順不同)
真田 光・金子 隆輝(ジェイアール東日本企画) 三好 ひなた・中川 歩美(電通) 小嶋 祐史朗(東急エージェンシー) 横山 雅樹(日本経済広告社)
施策概要
星野源 6th Album『Gen』発売プロモーション。 星野源さんのオリジナルアルバム『Gen』のPR施策として、街に前からあったような古看板を掲示。看板は東京、大阪の商店街エリアを中心に全国9箇所で展開しました。
審査員講評
デジタル化が進む現代で、路地に古看板を設置するというアナログな手法が話題に。 本来目立たせたいであろうOOHをあえて街の風景に溶け込ませることで、見つけたときの高揚感を加速させる一味ちがった切り口と、遊び心や自由さを体現した新アルバムとの親和性も高いコミュニケーションが評価された。
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ファイナリスト
お金で払えない中華飯店
施策主体
株式会社メルカリ 株式会社thaw 株式会社EPOCH
推薦者(敬称略・順不同)
廣田 岳茂(ジェイアール東日本企画)
施策概要
メルカリのスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」に関心はあるものの、内容を十分に理解していない層に向けた施策。中華料理店での体験を通じて「お金では払えない価値」を対価として提供するユニークなコンセプトを採用し、スキマバイトの働き方を体験的に伝えることで、サービスへの興味喚起と理解促進を図った。
審査員講評
金銭報酬ではなく体験価値を提示する発想が新しく、サービスの認知・関心を自然に高める点が秀逸。年末年始の繁忙期前という、スキマバイト需要が高まるタイミングを捉えて実施したことで、話題化だけでなく実際の利用促進にもつながる可能性が高い、実用性とPR効果を両立した集客施策といえる。
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ファイナリスト
ほっかほっか亭フォントのデザイナーを探しています。
施策主体
株式会社ほっかほっか亭総本部
推薦者(敬称略・順不同)
高橋 花那子(ジェイアール東日本企画) 牧島 泉(大広) 阿部 栞土(読売広告社)
施策概要
2026年6月に「ほっかほっか亭」が第1号店創業から50周年を迎えるにあたり、創業当時より受け継がれているほっかほっか亭ロゴデザインに使用されているフォントを制作したデザイナーの捜索をXを通じて呼びかけた。協力の波は公式Xだけに留まらず、新聞・TVなど各種メディアに広がり、最終的にはABC朝日放送「探偵!ナイトスクープ」に調査依頼が採用され、デザイナーの方との対面が実現した。
審査員講評
この施策の巧みさは、「社史の空白」を逆手に取り、ブランドの原点をファンと共に編み直す共創型の物語性にある。未完の歴史をあえて開示することで、消費者を「情報の受け手」から「ルーツの捜索者」へと変え、50年続く看板への愛着を再点火させた。
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ファイナリスト
崩壊リサイクルボックスをなくそう展
施策主体
日本コカ・コーラ株式会社
推薦者(敬称略・順不同)
土田 妃愛乃(電通)
施策概要
日本コカ・コーラは、ペットボトルの正しい分別を啓発する展示イベントを開催。自動販売機横のリサイクルボックスにペットボトル以外の異物が投入されることで崩れていく様子を、周囲にペットボトルが置かれた「お供え型」や、テイクアウトカップが刺さった「触角型」などと名付けて展示した。日常で見かける光景をユーモラスに可視化することで、分別意識の向上を促す企画。
審査員講評
日常で見慣れた「自販機横のリサイクルボックス」という身近な風景を切り口に、環境課題を自分ごととして捉えさせる点が秀逸だと感じました。誤った分別をあえて展示物として可視化することで、説教臭くならずに気づきを生む設計になっている点も巧みです。ネーミングのユーモアにも拡散性があり、企業の啓発活動として非常に優れたアプローチだと思います。
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ファイナリスト
AIに聞いても解決しないこと、探偵!ナイトスクープに聞いてみよう
施策主体
朝日放送テレビ株式会社
推薦者(敬称略・順不同)
庄司 眞冬(朝日広告社)
施策概要
視聴者から寄せられたさまざまな謎や疑問を究明してきたテレビ番組『探偵!ナイトスクープ』のOOH・SNS広告企画。新たな探偵の加入にあわせ、これまで番組内で実際に解決してきたエピソードの中から、「AIに聞いても解決しなさそうなこと」を掲出。該当回を期間限定で配信するキャンペーンも展開。
審査員講評
誰もがAIに相談することが当たり前になった今、あえて「AIでは解決できないこと」を掲げた視点が秀逸である。 本番組が長年積み重ねてきた“人間だからこそ辿り着けた答え”を、AIを“使う”のではなく、AIという“ワード”を媒介にすることで際立たせ、人にしか生み出せない価値を鮮やかに浮かび上がらせている。
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ファイナリスト
盗-TOH-
施策主体
株式会社TBSラジオ
推薦者(敬称略・順不同)
平川 拓海(博報堂DYホールディングス)
施策概要
TBSラジオ番組「脳盗」が主催する、音を立てなければ“盗める”体験型イベント。 会場には無数のマイクが設置され、わずかな音でも即退場となってしまう緊張感が話題を呼んだ。
審査員講評
「盗む」という社会的タブーをルール化し、参加者の欲望を“背徳的没入感”へと昇華させた点が極めて画期的。加えて、音響演出で没入感を作る手法が主流の現代において、本作はあえて音を徹底的に遮断することで、かえって参加者の五感を研ぎ澄ませ、新たな体験価値を生み出している。静寂こそが心の深層に触れる、新たなコミュニケーションの形として見事である。
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