第50回 懸賞論文 受賞者 伊村彩氏

第50回懸賞論文「私の言いたいこと」一般部門

第1テーマ 営業、アカウントマネジメント

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伊村 彩

日本経済社

第3営業局 第1営業部次長
『主観+客観の営業力

受賞コメント

2020年、個人的には3年ぶりに広告会社の営業職となり、社会的な大きな変化も重なって営業のありかたを模索する日々でした。冒頭にある後輩からの質問にきちんと向き合わなければという思いが本論文執筆の原動力になりました。拙文にこのような賞をいただき 恐縮しておりますが、それだけ広告会社共通の課題である、ということなのだと思います。 執筆にあたりご指導いただきました皆様、ありがとうございました。

審査員からのコメント

広告会社についてよく言われる「情報が属人化し全体共有が行われず非効率」「個人商店の集まりになりがち」「コンペは投資対効果が低い」といった自省を、コミュニケーションツール活用やコンテンツマーケによるリードジェネレーションやデータ解析で解決しようという提案に納得性と現実味がありました。でも一番推したくなったポイントは「属人性=個人の魅力」を大事に磨くことを肯定している筆者の前向きな視座です。

朝日広告社 大城勝浩

まず一読して営業がその質を上げるためにいかに苦労しているかが身に染みるように感じられた。私自身が営業出身なので、共感できることが多々あった。広告営業の強みである属人情報に、客観的な情報・データをアドオンする「主観+客観」の営業力という考えは、広告会社の営業が抱えている課題を整理し、自分の言葉で分かり易く展開しており、営業として心を動かされる点もありとてもよかった。

読売エージェンシー 平山泰史

広告会社は得意先に日々マーケティングを提案する立場でありながら、翻って自身のマーケティングや営業活動はどうだろうか?会社によっても、また会社の中でもかなりのバラツキが大きいと思われるこのテーマを、さまざまなことへの見直しが求められる時代に問いかけてくれた意義は大きいと思う。

読売広告社 浜田茂

– JAAA 一般社団法人 日本広告業協会