第50回 懸賞論文 受賞者 森平 周氏
第50回懸賞論文
新人部門「私の言いたいこと」(テーマ自由)
受賞コメント
この度は、歴史ある賞をいただきありがとうございます。広告の過去ばかりを振り返りつづける自分に飽き飽きしているときに、少しでも未来を見たいという気持ちでこの論文を執筆しました。執筆を経て、入社前にも後にも投げかけられる「なぜ広告業界を選んだのか?」という問いに、未来を含んだ答えを返せるようになったのかなと思います。温かく見守って下さった皆様に、お菓子を差し入れして下さった皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。














「ブランドは企業という身体を脱ぎ捨てて、個人という身体を手に入れたらいい。」
とても斬新な視点と切り口だと思いました。ブランドが獲得した要素をまとめながら、自身の学生時代の劇団での経験も交えて、動き出すブランド「ブランデッドヒューマン」という新たな存在を提示。この柔軟な発想を大切にしていただきたいです。
クオラス 長谷川敦
瑞々しい論文。演劇制作活動の体験からブランドの構成要素に「人間」を見出し、次の姿をイメージする論考に独自性を感じました。バーチャルヒューマン、ブランデッドヒューマンの具体的解釈は様々にあり得ると思いますが、「枠を飛び出し、行動する」ことを突き付けられて広告やブランドのあり方を一歩進ませたいと思わせられる論文だと感じました。
電通 松本彰子
ブランドの捉え方が非常にユニークで納得性も高く、示唆に富んでいる。バーチャルヒューマンからヒントを得たブランテッドヒューマンという考え方は、実際にアイコンを作るだけの狭義な発想だけではなく、ブランド体系をマネージしていくための大きなコンセプトになりうる。多くの可能性がそこにある。
マッキャンエリクソン 津田裕