当協会では、インターネット広告小委員会において会員各社と協議を進め、この度「インターネット広告サービス規約モデル案」をリリースすることにいたしました。

成長著しいインターネット広告市場にあって、成熟途上にある広告取引を適切に行うためには、取引環境を整備していく必要があります。従来のマスメディアの取引に比べて複雑で取引慣行の変化も激しいインターネット広告の取引では、事前に取引上の基本的な約束事を取り交わすことが、誤解によるトラブルを防ぎ、事後の取引内容の確認などに伴う取引当事者に発生する負荷を軽減するためにも重要であると考えます。

この度リリースする「インターネット広告サービス規約モデル案」は、一部の会員社で既に導入されているサービス規約を参考にし、基本的な内容に絞ったものとしてとりまとめました。現状のインターネット広告取引の実態と照らしても、実際的な内容であるものと認識しています。会員社の皆様におかれましては、インターネット広告取引の遂行にあたって、取引を始める前に広告主の皆さまと取り交わす約束事のモデルとして是非ともご活用下さい。

当協会では、本「インターネット広告サービス規約モデル案」が、拡大する取引を適切に進める一助となり、かつ関係者の不要な労務負荷を軽減することを通じて広告業界全体で取り組んでおります「働き方改革」に寄与できるものとなればと考えております。会員社の皆さまには併せてこの主旨にご理解を賜りたくお願い申しあげます。

JAAAインターネット広告サービス規約モデル案(2018年3月)