「2025年度情報システムに関するアンケート」に関する報告
JAAA情報システム委員会では、今年度も引き続き「情報システムに関するアンケート」を実施し、調査結果がまとまりましたので、ご紹介します。
※このアンケートは各社の2025年8月時点における状況となります。
1.IT投資

グラフから読み取れるポイント:
・上位2つは昨年と変化なし、但し「業務プロセス効率化」の比重がより増加
・全体的な傾向は2024年度とさほど変わらないものの、昨年スコアがゼロになった「働き方改革」「業務プロセスの品質向上」が復活、「社内コミュニケーションの強化」がゼロへ
2.新しい働き方への対応

グラフから読み取れるポイント:
・2024年度から順位や大きな傾向の変化なし
・「押印などの業務プロセス」スコアが減少
3.情報セキュリティ
2024年度

2025年度

グラフから読み取れるポイント:
・2024年度から傾向にあまり大きな変化なし
→情報システム部門のみならず各社共に引き続きセキュリティ対策が重要施策としてとらえている
4.各社IT部門のDX推進・取組みに関する課題
グラフから読み取れるポイント:
・課題の傾向として2024年度から変化あり
・「DX推進体制が明確になっていない」スコアが大きく増加
・「IT予算が十分確保されていない」が復活、「ワークスタイルの変革がまだなされていない」「経営のデジタル変革意識が低い」がゼロへ
→2024年度からの傾向の違いから、各社DX化への取り組みが具体化したことにより実現のための課題がより明確になったように見受けられる
5.標準ツールとして採用している生成AI(ChatGPT等)

グラフから読み取れるポイント:
・2025年度からこの項目を追加、傾向としてはCopilotやAzure含めたOpenAIが最も高く、次にGoogle Geminiとなっておりこれらで60%以上を占めている
→複数の生成AIを標準ツールとしている会社が半数程度となっており、情報システム部門の管理負荷は増すものの今後は複数の生成AIを用途に応じて使い分けるといった方向に向かいそうである
また生成AI活用が活発になっており生成AI祭りになっていたり専門部署の設置に動いたりといった状況が各社発表の中でうかがえた
6.情報システム人材
2024年度

2025年度

グラフから読み取れるポイント:
・2024年度と比較すると「ある程度充足している」スコアが大幅に減少
・2024年度同様全てにおいて「必要である」と回答
→技術の進歩や多様化、生成AIをはじめとした新しい技術の出現により情報システム部門の対応範囲が拡大、結果として人材不足がより顕著になっている状況がうかがえる
7.情報システムの信頼性向上に関する悩み

グラフから読み取れるポイント:
・2024年度と若干の順位の入れ替えはあるが大きな傾向の変化なし
・最も大きな悩みは2024年度同様「IT部門において対応できる要員が不足」となっている
→「6.情報システム人材」と合わせても、やはり人材不足が課題・悩みとして大きい状況がうかがえる
以上
