吉田秀雄記念賞
吉田秀雄記念賞とは、当協会の前身である日本新聞放送広告業者協会の幹事長として、我国広告業界の近代組織化を図り、その質的向上によって今日の広告産業を築きあげた、故吉田秀雄氏(元電通・社長)の偉業と功労をたたえ、氏の業績を永く記念する為に、昭和39年(1964年)に制定されたものです。
選考基準
- 広告業界の向上、発展に寄与した方
- 業界の業務研究並びに実践において実績の顕著な方
- 営業、媒体、制作、マーケティング、調査、総務、経理など職種の如何を問わず、優秀な成績をあげた方で、管理者、一般社員であることを問わない。
第61回吉田秀雄記念賞受賞者
[個人賞]

谷 喜久郎 氏
(株式会社新東通信 代表取締役会長)
1941年生 85歳
[略歴]
1963年 名城大学法学部
1972年 株式会社新東通信を創業、代表取締役社長就任
1996年 代表取締役会長に就任
2001年 地域広告会社コンソーシアム「メイシス株式会社」設立、代表取締役社長就任
[受賞歴]
2006年 スペイン国王よりアルフォンソ十世勲章
2012年 外務大臣表彰
2016年 旭日双光章、及び、カタルーニャ州政府よりサン・ジョルディ十字勲章
2023年 スペイン・サラマンカ大学より世界初の国際功労賞
2025年 公益社団法人 全日本広告連盟主催「第13回全広連日本宣伝賞 吉田賞」
[贈賞理由]
氏は1972年に株式会社新東通信を名古屋で創業して以来、地域に根差した独立系広告会社の発展に先鞭をつけ、半世紀以上にわたり我が国広告界を力強く牽引してこられました。1975年に日本初輸入のフリスビーの全国PRキャンペーン、1980年の名古屋シティマラソン、1986年スペイン・カタルーニャ地方の本と花を贈りあう習慣「サン・ジョルディの日」を全国展開、1989年世界デザイン博における名古屋城会場「ガウディの城」、2005年愛・地球博でのパビリオン・イベント企画、2026年アジア競技大会、アジアパラ競技大会マーケティングパートナー事業など、地域資源を創造力と構想力によって価値化し、多くの国際性に富んだプロジェクトを成功へと導かれました。これらの取り組みは、都市ブランドの向上と地域活性化に顕著な成果をもたらし、地域広告の可能性を大きく切り拓いたものであります。2001年には地域広告会社コンソーシアム「メイシス」を設立し、地方創生型広告ビジネスの新たなモデルを確立されました。さらに、アルフォンソ十世勲章(2006)、旭日双光章およびサン・ジョルディ十字勲章(2016)、スペイン・サラマンカ大学国際功労賞(2023)など、多くの栄誉は氏の国際的評価の高さを物語っています。文化・スポーツ・教育の諸分野にも力を注ぎ、広告の公共的価値を高めてこられた先覚の歩みに深甚なる敬意を表し、ここに第61回吉田秀雄記念賞 個人賞を贈賞いたします。
[グループ賞]
「OOH新共通指標策定プロジェクト」に携わった皆様
(2021年1月~2025年9月まで、活動に携わられたすべてのメンバー51名様)
<所属会社16社:社名50音順> ※グループ賞全ての受賞者のお名前は、以下のニュースリリースをご覧ください。
- 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
- 株式会社NKB
- エムシードゥコー株式会社
- 株式会社大阪メトロアドエラ
- 株式会社オリコム
- 協立広告株式会社
- 株式会社ジェイアール東日本企画
- 株式会社電通
- 株式会社東急エージェンシー
- 株式会社博報堂
- 株式会社博報堂DYホールディングス
- 株式会社パス・コミュニケーションズ
- 株式会社ビデオリサーチ
- Perion Network Ltd.
- 株式会社メトロアドエージェンシー
- 株式会社 LIVE BOARD
[贈賞理由]
「OOH新共通指標策定プロジェクト」は、OOH媒体の広告価値を測るための業界標準メジャメントデータの確立を目的に、2021年1月に発足されました。
コロナ禍によりOOHの接触実態が大きく変化したこと、日本のOOH業界にアクチュアルベースの到達指標が存在しないこと、また多様なOOH媒体を統合する業界横断組織が未整備であったことなど、複合的な課題に正面から向き合い、その解決に取り組まれました。
プロジェクトでは、「測定すべき指標と定義の策定」「継続的かつ網羅的な計測手法の構築」「恒常的な運用体制と費用スキームの設計」という、「定義・実装・運用」の全工程にわたり丁寧で専門的な検討を重ね、関係者折衝や調整を積極的に推進されました。
その成果として、2023年4月には12社による「日本版OOHメジャメント標準化検討準備委員会」の発足を実現し、2025年9月18日には、ビデオリサーチを加えた13社で構成される「一般社団法人 日本OOHメジャメント協会(JOAA)」設立へと結実しました。
5年を超える皆様の尽力は、日本のOOH業界全体の基盤を形づくる画期的な取り組みであり、その功績は吉田秀雄記念賞グループ賞にふさわしいものです。ここに深く敬意を表し、贈賞いたします。
