第51回 懸賞論文 受賞者 丹野 和哉氏

第51回懸賞論文 「私の言いたいこと」新人部門受賞

テーマ:自由

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丹野 和哉

メトロアドエージェンシー

営業本部第2営業局営業5部
『広告営業~押し寄せる変化と今後のあるべき姿

プロフィール

2020年、東海大学観光学部を卒業後、㈱メトロアドエージェンシーに入社。アカウントプロデュース職として外資系ラグジュアリーブランドや総合建材メーカーなどを担当すると共に、新規クライアントの開拓にも従事。交通メディアを扱う案件から、広告の枠に捉われないソリューション提案まで、幅広い分野の仕事を経験。趣味はスニーカー収集。

受賞コメント

この度は栄えある賞にご選出いただき、誠にありがとうございます。
そして論文執筆にあたって気づきをくださった諸先輩方にこの場を借りて感謝申し上げます。今日の常識が明日の常識とは限らない広告業界において、まさに大きな転換期となった新型コロナウイルス。流行前と流行後での働き方に着目し、執筆することで、違った角度から物事を捉える新たな思考法が身に付いたと感じております。今後も考えることをやめず、広告営業として日々の業務に向き合ってまいります。

審査員からのコメント

この作品を読んだときは「上手すぎる」と絶句しました。新人ながら経験がものを言うテーマに挑んでいます。豊富な文献を読み的確に広告営業を掴んでいます。コロナ後の対面して雑談する機会が減る中では、仮説を立てる逆算思考がより重要になるという提言も的確です。最終審査会では「この人は将来営業本部長になる器だ」と思わず声をあげていました。

オリコム 白𡈽栄次

「人と会うこと」で学ぶ機会がいちばん多かったはずの新人部門で、コロナ前とコロナ後を的確に比較し、今後の仕事の進め方を提言していることに、審査員一同、感動しました。個人的には、「マクロ情報・ミクロ情報」、「逆算思考」、「仮説を立証するための答え合わせ」など、キーワードを効果的に使うことで、伝えたいことを読みやすく5ページに効率よく収めている力量も素晴らしかったと思います。

ジェイアール東日本企画 鈴木良平

本作品から一貫して感じられるのは、広告界の先人たちへの畏敬の念です。「広告営業」という、とりわけ暗黙知や精神論で語られやすい仕事の未来像を、異業種も含めた論者たちの言葉を丁寧に読み解きながらコロナ禍が行き起こした変化の本質を洞察することで、形式知として描き出そうとする、高い志を示す論でした。

博報堂 伊藤耕太

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