第50回 懸賞論文 受賞者 竹内好文氏

第50回懸賞論文 論文部門銀賞

課題:広告、次の10年

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竹内 好文

電通

ソリューションクリエーションセンター
シニア・ソリューション・ディレクター
『広告の《礎》を築く10年に。

受賞コメント

2022年3月で広告人人生のひと区切りを迎える今年度、第50回懸賞論文で受賞できたことは光栄に存じます。
この論文で提言した構想をW3C/IAB に提案することは、まだ夢の段階ですが、これを 「次の10 年」で実現すべく、引き続き広告人として社会に貢献していきたいと考えてお ります。
具体化した際には、JAAA ならびに会員各社におかれましてはご協力を賜われましたら幸いです。

審査員からのコメント

広告におけるルール作りが、今まで国内でできていたものが、デジタル広告が主流になると海外のルールに従わざるを得ない。筆者の根底にある「どうした、日本の広告業界!」という熱い想いをとても感じました。視聴質や広告発信権取引など新たな提言も示唆されており、この熱い想いとともに広告業界の「輝かしい10年」を作っていこうという気持ちが、ひしひしと伝わってきます。

クオラス 長谷川敦

冒頭に大胆かつ周到な「仮説」を置くことで壮大なストーリーを紡ぎながらも、具体的な解決策を提示していく論理展開に引き込まれました。プラットフォーマー全盛期の現在において、広告会社が「次の10年」を牽引するために何をするべきかを考えるヒントがここにあります。

東急エージェンシー 飯塚久哲

近年多くの広告会社が、海外のテックジャイアントが主導する急速な変化に対応を迫られる一方で、広告表現やデータの利用をめぐる「倫理」が大きな課題になっています。本論はその解決法を個別企業内の自発的な取り組みだけではなく、排出権取引という、全社が参加可能な仕組みづくりとして提案している点が光ります。JAAA加盟社のマネジメント層にこそ是非ご一読いただきたい論文です。

博報堂 伊藤耕太

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