Column

オリンピック、万博、そして中国

 

今年になっていよいよ日本全体が2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて盛り上がっています。また2025年の大阪万博の誘致活動も活発に行われています。万博誘致が成功すれば、1964年、1970年の東京オリンピック、大阪万博と同じ構図となります。

 

一方、中国でも2008年北京オリンピック、2010年の上海万博と同じような動きがありました。私事で恐縮ですが、2010年上海万博に携わり昨年2月まで中国に赴任し、2010年を境にした中国の変容を目の当たりにしてきました。

 

2006年あたりはまだ日本人とみるといろいろと頼りにされましたし、中国全体がまだ途上という感じを受けました。しかし、上海万博が開催された2010年には中国はGDPで日本を抜いて世界第2位となり、今はすでに日本の3倍近いGDPを誇る大国となっています。それに従って、中国の人たちは大きな自信をつけてきたように思います。

 

さらに2015年くらいから種々のイノベーションが急速に市民生活に浸透してきます。モバイルペイメント、モバイク等のシェアリングエコノミー、Eコマースやワイマイといわれるデリバリーの充実等、数年の内に日本よりも格段に便利になったというのが実感です。万博から5年たっていろいろなイノベーションが実を結んできたのではないでしょうか?

 

日本もこれから2020、2025と大規模イベントが続けば、この機会にいろいろなことにチャレンジできる機運が高まり、再度世界に冠たるイノベーション先進国になれると大きな期待をしています。

 

話は変わりますが、ちょうどこの原稿執筆依頼を受けてから、株主間のディールがクローズし、5月1日から弊社は電通100%出資会社となり、「電通ヤング・アンド・ルビカム」から「電通イースリー」と社名が変わりました。「未来を、提案しよう。」というスローガンのもと、Envision, Engage, Empowerという3つのEで未来を加速させていこう、という思いが社名に込められています。

 

2つのビッグイベントが行われるこの時代の変わり目に新しい会社として生まれ変わったわけですが、ますます未来社会づくりへの貢献ができるようなイノベーティブな会社にしていくよう努力していくつもりです。今後とも皆様のご指導、ご協力をいただきたく引き続きよろしくお願いいたします。

理事 久島伸昭
(電通イースリー)