「広告業界の未来のために、JAAAは広告の価値と魅力を創造し向上させるエンジンとなる」

 

2年を超えるコロナ禍、様々な制約の中で人々の生活・意識は大きく変化し、広告業界も厳しい環境下、リモートワークなど働き方の改革を進める一方で、広告の多様な価値と魅力の創造・向上に取り組んでいる。JAAAは昨年新たに掲げたビジョン・アクションプランをほぼ踏襲し、コロナとの共存の中での社会経済活動の回復と、グローバリゼーションの中で発生している地政学的な影響への対応を加えこの2022年の基本方針とする。

 

Action Plan

1.業界協働スキームによる共通課題の解決

広告が広告主の事業課題に応えることにとどまらず、社会の課題に向き合い解決の方向を示すことが求められ始めている。JAAAは広告関連28団体・全国22の地域広告業協会等を始め多岐にわたるネットワークを活用し、広告業界の未来のためのビジネステーマ・SDGsなどの社会テーマにも積極的に取り組んでいく。
また、4つの統括委員会や委員長会議などを活用し、協会内横断での議論・意見交換を深化させていく。

2.若手人材の育成、業界の人材確保

広告業界が未来に向けて発展し続けるためには、多様な人材を確保し活躍してもらうこと、そして定着してもらうことは最大のテーマである。その中でも若手人材を確保し成長機会を提供することを継続して行ってきたJAAAとしては、委員会連携でのセミナーの実施や若手人材の交流の場づくり、広告関連団体との連携プロジェクトをさらに充実させるとともに、広告会社で働くことの魅力・期待感の向上につながるアプローチにチャレンジしていく。

3.「メディア×デジタル、クリエイティブ×デジタル」への対応強化

DXはメディアビジネス、クリエイティブのもはや前提条件でもあり、デジタル基盤をベースに広告は統合的に機能していく。多様化・複合化する広告会社の取り組みをJAAA内委員会横断の議論や広告関連団体との連携・協働スキームなどでサポートする。
既に稼働しているいくつかのプロジェクトをより深耕させ、広告プロセスの効率化を進めるとともに、新しい広告の価値を提示していく。

4.会員社とのコミュニケーション強化と対外発信の活性化

JAAAが会員社の理解と協力を得て「広告の価値と魅力を創造し向上させる」活動を行っていくためには、よりいっそう会員社とのコミュニケーションを深めていく必要がある。昨年より始めたオンラインによる会員社への訪問を継続し、協会からの情報発信をより活用してもらえるよう内容・タイミング等精査を行うとともに、協会主催の各賞の発信の場をより工夫していく。