FRESH EYE

広告業界や広告、コミュニケーションについてJAAA 会員社の若手は
どう感じているのか?
JAAA REPORTS で好評のコラムを、サイトでも月イチ更新でお届けしています!

株式会社 横浜メディアアド
営業本部 第1営業部

髙橋 朋浩

「耳に印象付ける広告」

 

皆さんは、耳に残っている広告は何ですか?と質同されて答えられる広告はあるだろうか?私は、学生時代受験勉強の息抜きでという邪な名目で夜な夜な聞いていたニッポン放送のオールナイトニッポンで流れていたお菓子メーカーのラジオCMや、某ファーストフードのブランド名を流すサウンドロゴが今でも強く耳に残っている。当時はスマートフォンもない時代だったことから、その広告を聞いて商品を検索しSNSでシェアもできなかったが、なぜかいまだに私の心に刷り込まれている。

 

WEB広告がTV広告の出稿費を抜き日本の広告のメイン媒体になってきたが、WEB広告では表現しきれない領域はいまだに多く存在すると思う。目に見えるものだけではなく耳に残るものもあるが、その代表例が『サウンドロゴ』であろう。

 

広告に携わる方がご覧になっている中で釈迦に説法で恐縮ではあるがサウンドロゴというのは、その会社やブランドの為だけに作られたオンリーワンの音である。その音は自然と耳に残リ心に刻まれ、必要に駆られた時にそのブランドを思い出し商品を購入したり、安心感や親近感を醸成させてくれる。企業側もそれを狙い制作をするのであろう。

 

サウンドロゴを作ればラジオCMだけではなく、 TVCMでも転用可能であろうし、エッジの効いた使い方であれば会社の保留音や発展すればメロディーラインを踏襲し社歌まで制作する会社もあるだろう。

 

もう少し踏み込んでみると、サウンドロゴは聞いた人それぞれに均ーに同じ情報を届けられるものだと私は思う。例えば、TVCMの場合起用するタレントによリそのCMの印象は受け手側により様々だ。見ている人それぞれで受けた印象は異なるであろう。

 

だが、サウンドロゴならあの音はあのブランドだと共通理解できる。どの媒体で聞いても、その音を聞けば自然と刷リ込まれていく。

 

私もまだ10年程度しか広告業界に存在していない「ひよっこ」ではあるが、この10年で様々な広告手法が出現したと感じる。これからはメタバース上での広告など最新のデジタル技術を駆使した新手法がさらに増えていくだろう。ただ、手法は増えてもそれぞれの役割が存在し、ターゲットに「伝える」という目的は変わらない。今回紹介した耳に伝えるということも一つの手段に過ぎないが、私はその手段をこれからも大切にしていきたい。

若手向けセミナーinformation

若手に向けた広告基礎講義やワークショップの案内、若手を講師としたセミナー情報を掲載

懸賞論文

26歳までの若手が応募する「新人部門」は若手ならではの視点が詰まってます!

若手大賞

応募者も審査員も若手のみ!
若手の若手による若手のための
広告賞

SNSアカウント

JAAAでは、公式アカウントの他、懸賞論文、若手大賞のアカウントもご用意しています。

ぜひフォローよろしくお願いいたします。

JAAA SNS公式アカウント

懸賞論文アカウント

(6月限定)

若手大賞アカウント

(秋季限定)